SUMの起動

SUMをスタンドアロンアプリケーションとしてダウンロードした場合、ISO、zip、RPMにはソフトウェア、ドライバー、ファームウェアのコンポーネントは含まれません。コンポーネントはhttp://www.hpe.com/jpからダウンロードできます。SUMをSPPバンドルリリースの一部としてダウンロードした場合、コンポーネントの更新が含まれます。

iLO仮想メディアなど、マウントされたISOからSUMを起動する場合、SUM%LOCALAPPDATA%\localsum(Windowsの場合)または/var/tmp/localsum(Linuxの場合)ディレクトリにSUMバイナリのローカルコピーを作成します。clean-cacheコマンドでこれらのファイルは消去されないため、一時的なファイルlocalsumは手動で削除してください。SUMは、指定されたドライブにファイルをコピーすることを示すメッセージを表示します。ファイル共有ディレクトリでSUMを実行した場合、SUMはファイルをコピーする必要はありません。

注記:

WindowsノードでSUMを起動すると、CHIFドライバーは自動的にインストールされます。CHIFドライバーのインストールをスキップするには、/skip_prereqsパラメーターを使用します。

Gen10サーバーでは、CHIFドライバーが必要です。Gen9以前のサーバーではCHIFドライバーは不要ですが、CHIFドライバーによってSUMはすべてのコンポーネントバージョンを判別できます。

Windows 2012以降:システムをドメインに追加し、ドメイン管理者グループのユーザーを使用します。

重要:

複数のユーザーがSUMへ同時にログインすることはできません。更新しているすべてのノードに対して、すべてのユーザーが管理者権限(あるいは同等の権限)を持っていることが必要です。

SUMを起動するたびに、SUMは管理対象の各ノードの状態を判別します。これにより、SUMはセッションとセッションの間に発生した可能性がある変更を判別できます。

手順
  1. SUMを保存したディレクトリに移動します。
  2. 次のいずれかを実行します。
    GUIモード

    SUMを保存したディレクトリに移動します。

    ファイル共有ディレクトリでSUMを開始するには、smartupdate.bat(Windows)またはsmartupdate.sh(Linux)コマンドを入力します。

    特定のデバッグディレクトリで起動するには、smartupdate /debuglogdir <debug_directory_path>を使用します。

    テキストベースのコンソールモード(対話式CLI)

    SUMを保存したディレクトリに移動します。コマンドラインから、smartupdateおよびコンソールパラメーターを入力します。パラメーターの完全なリストを表示するには、smartupdate -h(Linux)またはsmartupdate /h(Windows)と入力してください。

    CLIモードと入力ファイルモード

    SUMを保存したディレクトリに移動します。パラメーターの完全なリストを表示するには、smartupdate /inputfile <filename>(Windows)およびsmartupdate --inputfile <filename>(Linux)と入力してください。入力ファイルを使用する場合は、入力ファイルヘのディレクトリパスを含めてください。

    CLIモードでSUMを使用する方法の詳細については、Smart Update Manager CLIガイドを参照してください。