[スケーラブルアップデート] 画面の使用

HP SUM を使用してインベントリを作成し、iLO 連携グループのメンバーにソフトウェアを展開することができます。グループメンバーとの通信は、インターフェイス iLO と呼ばれる、グループ内のノードによって容易になります。この機能は、iLO 4 ファームウェアバージョン 1.40 以降で使用できます。iLO 連携について詳しくは、HP の Web サイト(http://www.hp.com/support/ilo4_federation_ug_en (英語))にある『HP iLO Federation ユーザーガイド』を参照してください。

HP SUM にログインすると、HP SUM は、接続したネットワーク上で iLO 連携グループを自動的に検索します。HP SUM は各グループを検索し、HP SUM の検索に応答するノードを表示します。[スケーラブルアップデートグループの編集]画面を使用して、iLO 連携グループ内の 1 つのノードに対して IP アドレスとユーザー認証情報を入力します。このアドレスと認証情報は、グループ内のノードへのインベントリと展開に対するインターフェイスとして HP SUM が使用します。

グループを選択すると、HP SUM は、説明、サーバータイプ、サーバー数、インストール済みのファームウェアのバージョンなど、そのグループに関する情報を表示します。HP SUM は、PMC、CPLD、システム ROM、および iLO ファームウェアを表示します。HP SUM は、システム ROM と iLO ファームウェアを iLO 連携グループのノードに展開するだけです。

HP SUM iLO 連携機能では、HP SUM を起動する前に、iLO 連携グループの構成が適切に行われているものとします。同じ名前が付いた複数の iLO 連携グループがあったり、iLO 連携グループが断片化していると、HP SUM は期待されたシステムの一部とのみ連携することになります。

自動ネットワーク検索機能を無効にするには、次の操作を行います。

  1. HP SUM の一時ディレクトリに移動します。一時ディレクトリのデフォルトの場所は /tmp/HPSUM(Linux)または %temp%\HPSUM(Windows)です。


    [注記: ]

    注記: このノード上で HP SUM を初めて使用する場合は、HP SUM を起動してから、アプリケーションをシャットダウンします。HP SUM はファイル hpsum.ini を作成します。アプリケーションをシャットダウンすると、このファイルを編集することができます。


  2. テキストエディターで、hpsum.ini ファイルを開きます。

  3. auto_multicast_discovery の設定を false に変更します。

  4. ファイルを保存します。


[注記: ]

注記: 自動アップデートを無効にすると、iLO 連携グループのスキャンを継続できます。[スケーラブルアップデート]画面の [再スキャン]ボタンをクリックします。