TeXShop を初めて起動すると、次のようなフォルダが作られます──

~/Library/TeXShop/Templates

そしてこのフォルダ内には Graphics.tex ・ LatexTemplate.tex (それと追加ファイル用の「More」という名称のフォルダ)が置かれます。これらのファイルの名前は入力ウインドウ上部にあるプルダウンメニュー「テンプレート」で見られます。これらの項目の1つを選ぶと、ソース内のカーソル位置にテンプレート・ファイルの内容が挿入されます。Graphics と LaTeX テンプレートは Will Robertson により新しく作り直され、最近の TeX の慣習に従うようになりました ; Robertson はサブフォルダ「More」内のテンプレートも提供してくれています。

テンプレート・ファイルは、TeXShop で開いたり編集したりできる標準的な TeX ファイルです。追加の TeX ファイルを Templates フォルダに入れることができます ; それらはプルダウンメニュー「テンプレート」に現われますが、名前は拡張子「.tex」で終わるようにしておきます。もし邪魔なら、もともとのテンプレート・ファイルは捨ててもかまいません。

テンプレートメニューで階層構造を作るには ~/Library/TeXShop/Templates のサブフォルダにテンプレート・ファイルを置きます。

オリジナルのテンプレート・ファイルを復元するには、Templates フォルダを削除し TeXShop を再起動します。フォルダが作り直され、オリジナルの内容が復元されます。

ユーザが修正を加えているかもしれないので、TeXShop をアップグレードした際も、このテンプレート・フォルダは更新されません。もしアップグレードによりデフォルトのテンプレートを変えるのであれば、~/Library/TeXShop/Templates フォルダをデスクトップに移動し、TeXShop にゼロからフォルダを作り直させ、そのうえで古いほうのテンプレート・フォルダから追加のテンプレートを移し替えるのがよいでしょう。

先に触れた \usepackage{amssymb} と \usepackage{graphicx} というコマンドが、最近の LatexTemplate には含まれていますが、だいぶ以前のバージョンの TeXShop には入っていません。

基本的なヘルプ
テンプレートメニューを変更する